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SHUREN the FIRE / Collective Sounds
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SHUREN the FIRE / Collective Sounds

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Artist : SHUREN the FIRE Title : Collective Sounds Label : TAMURA 品番 : T-001 発売日 : 2016/06/15 ○こちらの商品は6/15日以降の発送となります. (送料無料) Soundcloud : https://soundcloud.com/bun/shuren-teaser-3 Movie : https://vimeo.com/159753073 Mastering by KIMKEN ( KIMKEN STUDIO ) Photo by Ippei Okuda ー SHUREN the FIRE “Collective sounds” 解説 ー 今回のアルバムには、2008年頃に制作した曲と、2015年に制作した曲が含まれる。2008年頃に制作した曲を2015年に聴き直し、その続きを作ろうと考えた。 コンセプトは、極限的にシンプルな曲から成る、最小限なひとまとまりの印象を与えるアルバム。すなわち、作為的な音の配置、重なりを排除した。また、ローファイで、柔らかく、温もりのある音を構成要素とした。基本的に緩やかな時間経過であるが、自然で、単調過ぎず、適度な緩急を持たせるために、ランダムな間を随所に挿入した。制作過程では、音楽と非音楽の境界にあるものをイメージした。すなわち、理論的なリズム、メロディーなどを持たず、理由なく引いた線のように感覚的に構築した音楽。 タイトルのイメージは、川原で自分の好きな形や色をした石を拾い集めて、それをそのまま箱にしまうような感じ。いわば、私の好きな音を、過去の録音物からサンプリングし、最小限の加工でアルバムとして提示した。過去の録音物とは、半世紀以上前のライブ録音における、靴が床をたたく音や、手拍子、観客の拍手などと、古い楽曲の一部も含まれる。楽曲の一部を使用する際には、非常に短いフレーズに留めた。また、自らレコーディングした川の音、声、機械音、ノイズなども含まれる。 ジャケットデザインは、アルバムコンセプトと整合性を持たせるため、曲名やその他クレジットを控え、ミニマルな形態をとった。 SHUREN the FIRE 2016年6月 ー Album “Collective sounds”について ー 今回のアルバムを作りながら考えたことは、これは音楽か、音楽でないのか。音であることは確かだ。それで、Collective soundsと名づけた。単純なサンプルを単純に繰り返した。わずかに変化するが、かなり単調なつくりだ。集中して聞くよりも、バックグラウンドで鳴っているのが向いていると思う。  1972年、森山大道は「アレ・ブレ・ボケ」写真の極致ともいうべき写真集『写真よさようなら』を発表した。そこには、何を写そうとしたのかほとんど判別がつかない写真ばかりが収録された。それは、慣習的な写真からのほぼ完全な離反を意図し森山がその全作品をとおして明確に提示してきた背反性(タカ・イシイギャラリー、2013)を表現している。背反とは、従うべきものにそむくこと。  今回私が、音楽と言えないような音楽を発表した動機は、この背反性である。私がかつて表現したかったヒップホップの核心にも背反性があったように思う。 引用文献 1)タカ・イシイギャラリー(2013) 『Exhibitions 森山大道「写真よさようなら」』 http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/7517/ ー SHUREN the FIRE - Collective Soundsへのテキスト ー Text by Kohei Terazono Fumitake Tamura (Bun)が手掛けるセルフ・レーベル「TAMURA」から届けられた新作は、かのSHUREN the FIREの復活作。いや、もしかするとこの静かな衝撃を伴った作品を単なるカムバックと表現するのは相応しくないかもしれない。なぜなら、この作品はSHUREN the FIREの過去の遍歴 — MIC JACK PRODUCTION、そしてTHA BLUE HERB との共闘の歴史 — から解き放たれているだけでなく、彼自身の長年にわたる沈黙という時間の積層からも切り離されているからだ。 音楽という芸術を言葉で評論するという行為においてあまりにも多くの者が陥りやすいトラップは、比較と参照を座標軸に論拠を構成してしまうことだ。説明対象となる作品に対し、過去や現在にあまたある他の作品(その作家が過去に手掛けた作品、または他の作家が手掛けた作品)を引き合いに出し、対照化/対称化して論じることは実はあまりに簡単で、そこにはわかりやすい物語性が生まれやすい。表面上には、ごく真っ当に整ったテキストらしきものに見えてしまうのだ。また、その作家が過去に経てきた活動の痕跡を遡り、その時間の積層を任意に切り取ってその表層に位置する作品をバイオグラフィー的に説明することも容易い。だが、これらのアプローチはいずれもその作家がどのようにして作品と向き合ったかという境地を決して直観できていない。むしろ、作品の真相からその言葉だけが剥離していくことにもなりかねない。 作家が自由な創作に向かう時、そこには絶対的な現在があるだけだ。そこに過去に積み重なった時間という物語性や他者の創作物はおろか、過去の自分自身という存在すら参照されることはないはずだ。 全曲がインストで構成されたこのアルバムから陽炎のように立ちのぼるSHUREN the FIREの姿は、まさにそうした「いま、そこにある音」と向き合う作家然とした真摯さにみなぎっている。喧騒と静謐、構築と脱構築、緊張と弛緩、饒舌と寡黙、実存と本質・・・あらゆるエクストリームの狭間を行き来しながら、あえてレイヤーを最小限にとどめ、サウンドそのものの現象を直観しミニマルに提示した音の連続集合体。 ー SHUREN the FIRE - Collective Sounds () ー Text by Kohei Terazono Don't call it a comeback. SHUREN the FIRE finally lands deal with Fumitake Tamura aka Bun's own imprint TAMURA, to release much-anticipated new materials from him. His legendary status in far east's underground hip hop ― he had formed united fronts with Tha Blue Herb or MIC JACK PRODUCTION ― doesn't even constraint him anymore. This album is totally detached from his extended hiatus as well. As a matter of fact, "Collective Sounds" is backed up by nothing. But what makes this album so isolated from everything? Music critics can easily fall into some particular cliche sometimes. They tend to build their reasonings based on comparison and reference. Surely, they intentionally put their subjects into typical comparison to form some easy-to-understand narrativity. Likewise, reference acts can illustrate some tidy, biographical texts. However, these approaches just can't describe the fact how the artist faced against his craft. They just don't stare on the artist's reflection. As a consequence, their words are slipping away from the essential quality within the subject. When the artist executes his creation, there is an absolute presence between them. There's no such thing as past or narrative. He doesn't even refer his creation in the past. You could see such attitude and his diligent efforts through those instrumental tracks. Noise versus silence, construction versus deconstruction, tightness versus looseness, glibness versus wordlessness, existence versus substance... SHUREN the FIRE dauntlessly goes across almost every extremes of spectrum with "Collective Sounds". This album's title appropriately fits into those minimal, intuitive soundscape with least amounts of layers. ー SHUREN the FIRE  Collective Sounds RELEASE PARTY ー 2016/ 7/2(sat)  Shizuoka @ Club Eight&Ten 静岡 Third Culture Vol.29 Open : 22:00 / Charge : 2,500 yen Live : SHUREN the FIRE , FUMITAKE TAMURA (BUN) 2016/ 7/3(sun)  Tokyo @ Batica 恵比寿 Open : 18:00 / Charge : 2,000 yen Live : SHUREN the FIRE , FUMITAKE TAMURA (BUN) , Celer, KIMKEN, DJ SASAKI